海外で盆栽を販売する方法
盆栽の輸出を検討している事業者の方に
海外で人気の日本盆栽を輸出の難しい手続きなしに販売する方法
日本の盆栽はその高い職人技術から世界中で評価され、輸出されています。しかし、輸出には国内外の検疫や輸出条件などで非常にハードルが高く、また盆栽の知識も要求されるため、専門の事業者しか出来ないのが現状です。
海外に富裕層の顧客を抱えていたり、盆栽と親和性のある和商材を扱っていてラインナップに盆栽を加えたいと思っても簡単にはいきませんでした。
ビジネスチャンスを逃している現状
そういった声は我々盆栽事業者にも多く頂いていましたが、個別の輸出案件となると、膨大な手間とコストに対応できずにいることを申し訳なく思っていました。
せっかく世界へ盆栽を届けてくれるのに。。
そこで私達は、自治体の協力も得て、地元の生産者仲間たちとその問題解決への取り組みをはじめました。
このサイトでは、日本国内でも最高の品質と価値で、数多くの品評会での受賞歴もある国産盆栽の魅力と、海外での販売の方法について紹介し、輸出の難しい手続きなしに海外で盆栽を販売できるようにお手伝いいたします。
海外で評価される日本盆栽の特徴
一口に日本の盆栽と言っても、日本国内にも様々な産地とその地域で受け継がれてきた技法を持った職人たちがいます。
海外で評価されているという点では、四国産が一番でしょう。四国の香川県高松市と愛媛県四国中央市は国内でトップの松生産地です。
松といっても色々と種類があり、高松では主に黒松を、四国中央市では五葉松が生産されています。
和の象徴的な植物、風景として松の盆栽が海外では非常に人気があります。松盆栽自体は海外でも生産されていますが、木の趣きや風格は日本産が別格です。
輸出のハードル
高松、四国中央の産地から、もちろん輸出はしています。盆栽の輸出にあたっては、2年間に渡る厳しい防虫対策や、輸出向けに条件をクリアした管理状態のものしか出荷できません。
また、日本国内の検疫や条件をクリアしても、受け入れ先の国の条件も有り、また国々に条件が違うため簡単に輸出できないのが現状です。
国によっては、土が受け入れられないとこもあり、わざわざ、盆栽の根からすべて土を取り除き保水させた状態で梱包することもあります。非常に手間のかかる作業であり、また、植物の生存にもかかわることなので、これも簡単にはできることではありませんでした。
そして、海外から注文を受けても、輸出条件をクリアする盆栽がなければ、取り引きできません。そこから数年掛けて培養しないといけないのです。
いかに盆栽の輸出が困難で、気軽に扱える商材ではないのがおわかり頂けたのではないでしょうか。
私たち生産者の思い
日本の風景をみんなに届けたい。未来に残したい私たちの風景。失われつつある日本の風情を身近に感じられるよう、盆栽を作っています。
海外に認められた日本の風景「盆栽」を届けることが出来ない、そのことを非常に憂いていました。
なんとかしたいと立ち上げたプロジェクト
そういった問題を解決する方法として、海外に拠点のようなもの、日本にあるような盆栽の管理地が海外にあればいいと漠然と考えていましたが、関係者の尽力もあり、それが実現する日がきました。
自治体の協力も得て、ドイツのフランクフルトに盆栽棚場をつくることができたのです。日本の生産者団体が現地パートナーと協力して経営する、ドイツの日本盆栽園です。
日本の直接経営なので、商品はすべて日本産、品質も保証することができます。ドイツから日本の盆栽をヨーロッパ全土にお届けすることが可能になったのです。
ハードルの高かった輸出の手続きは我々の日本→ドイツの一回だけで済み、盆栽を販売して頂ける事業者様は発送指示をするだけでお客様のもとに盆栽が届けられます。現地での直接商談も可能です。ショールーム的なものだとイメージしていただければ結構です。
ドイツの管理地には日本から厳選した盆栽を毎年数百本送っており、また、ご要望があれば、対応することもできます。
現地にいかなくても、どのような盆栽があるのか知ることができます。ドイツに在庫する盆栽のカタログをご用意しています。
輸出の体制
ドイツのフランクフルトに来れば本物の日本盆栽と出会えます。厳しい検疫をクリアし、品質の高いものだけをドイツに送っています。
生産から流通の記録まで証明できる体制で行っており、盆栽の輸送に関しては細心の注意を払い、経験豊富な者たちが盆栽が傷まないよう荷造りし日本から発送しています。
あなたのビジネスを盆栽が飛躍させられると感じたら、お問い合わせください。