猩々バカマ

シュロソウ科ショウジョウバカマ属

見頃
3月から4月 花

湿っている地域などで数年生存する植物です。地表に近い部分から笹の葉のように先がとがっていて平らで細長い葉が特徴です。春になると、茎が伸び一番上に六つの花びらからなる紅紫色の花が咲きます。かんざしの飾りのようにも見えます。完熟した果実は、開くと中からとがった糸のような種子が出て、風に乗って飛んでいきます。育てやすい山野草です。猩々バカマは他にも屋久島猩々バカマとオオシロ猩々バカマがあります。

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猩々バカマの基本の育て方

置き場所

午前中は日なた、午後は木陰のような日陰になる場所か、もしくは一日中木陰のような日陰になる場所で栽培できます。暑さが嫌いな植物なので、涼しい場所を選んでください。寒風や霜に当たると株が傷んでしまいますが、寒さには強いです。なので、屋根のある場所に移動させてください。

水やり

根っこの乾燥が嫌いな山野草なので、表面の土が乾いていたらたっぷりと水を与えます。春から秋にかけては成長する時期なので水やりは欠かさず与えましょう。他には鉢皿に水を張ることで根が吸収する方法もあります。しかし暑い時期は根の吸収する力が弱くなるので、夏の間は適していません。 真夏はあまり水を吸収しませんが、土が乾きすぎてしまうこともあるので、気を付けましょう。冬は土の表面が乾いていたら、水やりをしましょう。

猩々バカマのお手入れ 年間作業

年間作業

肥料

春から秋の成長する時期に大豆や菜種などをしぼって油をとった油粕と有機性の固形肥料土の上か、一週間に一回水で薄めた液体肥料を与えます。ただし固形肥料を与える場合は葉っぱに触れないようにしましょう。液体肥料を与える場合、真夏の時期は3000倍ほど薄めたほうがいいです。

病害虫

春から花のもとになる芽や新芽にアブラムシやナメクジがつくことが多いです。見つけ次第駆除してください。

植え替え

根っこの張り具合で1年から2年に一回植え替えます。花が咲き終わっている4月から5月と暑さのピークが過ぎた9月から10月が植え替え時期です。鉢から抜いた株は根の周りの土を落として新しく用意した土に植え替えます。苗の植え付けも、植え替えと同じ時期が適しています。平たい鉢を使い中心がやや高くなるように土を盛って植え付けるのがポイントです。直径9センチから12センチの3号鉢から4号鉢に一株、直径21センチから24センチの7号鉢から8号鉢に数株くらいが見栄えがいいです。注意点は用土を根茎部分が隠れるくらいの深さに植え付けないと育てていくうちに根が張り、株が浮き上がってしまいます。

ふやし方

一般的には株を分けてふやします。植え替えの時に株分けも行います。手で引っ張って分けれるものだけ株分けをします。ただし、それぞれに芽がきちんとついているか確認をして分けましょう。他に葉の下端を土に挿して根が出る方法もあります。6月から7月が適しています。付け根から切り取った葉の上2分の1をカットします。湿らせている鹿沼土が入っている鉢に挿します。約2週間前後で発根するので、早ければ葉挿しをした年の秋、遅くても来年の春には植え付けます。

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