桜の開花まで

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桜の開花まで

昨日のお話からの続きです。

写真撮ろうと思ったのですが、
お伝えしたいところの樹がなかったので
ネットからお借りしています。

悪意はないのでお許しください。

花芽と葉芽がわからない状態から
少し花芽が膨らんできたところ
葉芽がわかるくらい花芽が膨らんできています。
真ん中の鉛筆の先のようなものが
葉芽です。

花芽1

花芽が丸くなってきました。
まだ緑なので花が咲くのか心配ですね。

花芽2

ちょっと開いてますがまだ緑緑。。。
花芽3

ちょっとピンクが見えてきました!

花芽5

樹全体はこんな感じ

花芽6

蕾が伸びてきましたよ~

花芽4

開花に向かって蕾があった部分から
伸びてきた状態です。

花芽7

開花まで後一歩。
花芽8

これですこれ!
開花直前!!!
花と葉が同時にいるところです。

花芽9

ここから先はとっておきなので
あなたの桜で確認してくださいね。

写真を使わせていただいた方、
どなたか存じませんが、ありがとうございます。

というわけで。
あなたの桜はどの状態かわかりましたか?

桜はこんな様子で進んでいきます。
私も初めて説明しました。
当店の桜は1番めと2番めくらいのが
ほとんどです。

盆栽を部屋に置かず、外で管理していると
公園の桜の開花より少し遅いですね。

葉は開くのは早いですが、
大きくなるまでに時間がかかるので
小さい葉の上に花が咲いていることが
多いです。

改めて芽を見てみると、
生命の強さをとても感じます。
桜、今年咲かなくても枯れてなければ
来年咲きます。
捨てないでください、諦めないでください。
せっかく始めた盆栽です。
来年に向けてお手入れを知り、
成長する盆栽を楽しんでください。

一つ謝らないといけないことがあります。
花の敵、として害虫のことを書きました。

「木がかわいそうです。盆栽は人間の実験台ではありません。」
とコメントをいただきました。

確かにかわいそうです。
ですが、実験の結果を知らず害虫が樹を
食べてしまった後、復活させる手立てを
知らなければ、樹を捨てなければなりません。
知らなければ、たくさんの人が桜を
すてることの方がとても悲しいのです。

実験の樹は今も生きてます。
枯れてないです。
新しい緑もたくさん出てきました。
この樹を傷つけたことを無駄にしないよう
お伝えするのが私の役目でもありますので
どうかお許しくださいませ。

虫が出ていったあと、消毒して
来年も必ず桜を咲かせるように
お手入れしてまいります。

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この記事を書いた人

高村雅子

高村雅子
盆栽妙の店長 盆栽家。三重県鈴鹿の田舎生まれ。大学進学を機に大阪に出て卒業後は秘書として企業で働く。結婚して退職、子育てに奮闘。子供も大きくなり、自分の時間が持てるようになったので、かねてより大好きだった植物をもっと勉強するべく、盆栽の世界へ踏み入ることに。同郷の盆栽職人 太田重幸に師事し、盆栽の奥深さを修行した後、自宅で教室を開業。2007年にインターネット盆栽販売店 盆栽妙をオープンし、盆栽メルマガ登録数日本一に。盆栽はじめるサポートに日々奮闘中。
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