月別の管理の仕方 1月

見頃
梅、椿、ヤブコウジ
盆栽の冬の姿を鑑賞する1月。春には花が咲くところや新芽がでてくるのを楽しみにしながら寒さから樹を保護しましょう。

置き場所

1月は気温が零度以下になったら室内に取り込んだりと樹によって場所を移動します。柑橘系、南国系のものは室内に取り込みます。

梅や桜などの花ものに関しては夏につけた花芽が眠ったままなので冬の寒さで起こすため、零度近くの寒さが必要となりますので屋外に置いたままにしてください。ここで起こさないと春に花が開かなくなりますので、かわいそうだからと中に取り込まないよう注意してください。

でも、雪が降って水が凍ってしまう日(夜間氷点下)が続く時は根を傷つけてしまうこともあるので軒下や玄関先に保護しましょう。

松柏類は基本外での管理ですが室内で鑑賞できます。暖房に直接あたらないような場所にしてください。また、展示会などに出向き、いろいろと樹を見てご自身の樹もよく観察できますので今後の樹形の計画をたてるいい時期でもあります。

室内外に出したり入れたりを頻繁にすると急な温度変化で木には負担になりますので注意が必要です。水やりも忘れずに行ってください。

水やり

樹は休眠期ですが、水は必要です。室内だと特に乾きやすいので、土の乾きをよく見て水を与えます。外管理ですと2~3日に1回の水やりが一般的です。全体的に水をかけるようにします。できるだけ午前中に水を与えます。夕方以降に与えると夜になって冷え込み凍ってしまい根を傷めることがあります。

肥料

1月も樹が眠っている状態ですので食欲はありません。あげないでください。

消毒

冬に入ると石灰硫黄合剤というもので、休眠中の害虫を駆除します。消毒効果もありますので、うどんこ病などの予防にもなります。同じ効果のあるサンヨール液というものが園芸店で簡単に手に入りますのでオススメです。消毒は定期的に行うことで効果があがります。

樹種別の作業

【桜】新芽が芽吹く直前の、1~2月に剪定を行います。徒長枝は1~2芽残して切ります。花芽のつく短い枝は残します。剪定するときは、ハサミを、消毒剤を使ったり加熱して、あらかじめ消毒しておきましょう。

1月の育て方に関するよくある質問

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